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長坂信政(ながさかのぶまさ)は何をした人?その槍を血で濡らさぬ事は無かった「血槍九郎」【マイナー武将列伝】
こんにちは、歴史大好き管理人のtakaです。
今回紹介するのは松平家臣で「血槍九郎」と恐れられた長坂信政(ながさかのぶまさ)です。彦五郎、茶利九郎とも。
一体何をした人なんでしょうね。
それでは見ていきましょう!
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本当に清和源氏の庶流?
長坂信政の生まれは不明ですが、ゲーム「信長の野望」では1519年と設定されています。
家系は清和源氏義光流小笠原氏の庶流長坂氏とされ、武田家の家臣・長坂光堅とは同族(遠戚)と思われますが、清和源氏というのは武士が憧れる最も由緒正しい源氏の家系で、よく自分の家系を詐称して清和源氏を名乗るケースが多いのでこの場合も当てはまるでしょう。
血鎗九郎の名を授かる
松平氏3代(松平清康、松平広忠 、松平家康)に仕え、三河国西野においての織田氏との戦いでは一番に馳せ槍をもって盾を破った活躍をします。
松平家の家臣は忠誠心が高いとよく評価されていますよね。
戦場に進む度に「その槍を血で濡らさぬ事無し」と称賛され、清康の仰せにより姓を血槍と改め皆朱の槍をゆるされたという。また「血鎗九郎(ちやりくろう)」の名を与えられました。
鎗は槍ですね。
この異名は信政の子孫代々に受け継がれ、子の信宅は家康家臣として姉川・長久手・小田原などの戦場や穴山梅雪を調略するなどで活躍しました。
長坂信政が生涯で上げた首級は93とも言われ、その武功を伝えるため正月には93個の鏡餅を「首餅」として祝っていたようです。
今の感覚では不謹慎と思いますが、当時は首級は手柄ですから讃えたい気持ちもわかります。
ゲーム「信長の野望」での長坂信政の評価
ゲーム「信長の野望 大志」での長坂信政の評価を見てみましょう。
統率 61 (744 位)
武勇 81 (109 位)
知略 55 (1207 位)
内政 25 (2164 位)
外政 32 (2044 位)
合計 254 (1416 位)
2200人中の順位で、武勇のパラメーターが非常に高く設定させており、「血槍九郎」の名に恥じぬ能力値ですね。
まとめ
いかがでしたか?
松平家三代に仕え、「血槍九郎」の名を授かった長坂信政。
2023年の大河ドラマは家康を主人公とした「どうする、家康」なので、もしかしたら長坂信政が観れるかもしれませんね。
それでは、今後もマイナー武将列伝の記事をアップしていきますのでよろしくお願いいたします。
参照
長坂信政(wikipedia)
前田慶次、長坂信政!戦国武将の憧れ・朱槍を許された猛将たちのエピソードを紹介
長坂信政